北九州市から大分県宇佐市にかけての東九州北部は化石の宝庫です。アフリカのタンザニアで人類が直立二足歩行をはじめた360万年前、大分県宇佐市安心院町では巨大ゾウ“ミエゾウ”がかっぽし、サンバージカが野山を駆け巡っていました。また、さらに遡ること5,300万年前~2,350万年前、地球は今よりもはるかに温暖で多くの植物が繁茂し、海が北部九州の内陸地“東峰村”にまで入り込んでおり、この頃、海洋性二枚貝やオウムガイ、甲殻類などの軟体動物化石を含む地層が東峰村宝珠山地区に形成されました。ミエゾウやサンバージカ、オウムガイなど、これらの化石を見ながら、太古の昔の生きものたちに思いを馳せてみませんか?
主な展示品:オウムガイ・ミエゾウ・サンバージカ(ルサジカ)の化石など(朝倉郡東峰村教育委員会・大分県宇佐市教育委員会所蔵)
入館料:無料です。