円座餅搗き
(えんざもちつき)
秋祭の神饌の餅を搗く時に、「われも、われも」と大勢がありあわせの棒で搗いたのが始まりと言われ、正徳六年(1716)には既に行われていたようです。祭前日に地願座が、当日は子供座、本座を終えて餅つきが始まります。しめこみ姿の男衆が唄に合わせ、一番臼(鏡餅1と小鏡餅12)、二番臼(空臼)、三番臼(12束の新藁を入れた鏡餅と小鏡餅)を搗き、神前に供えます。残った餅は無病息災と安産のお守りとして参集者にふるまわれます。餅搗きの間には臼練りとい勇ましい臼の奪い合いが行われます。
(下香楽・清地神社 12月第1日曜)
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円座餅搗き(下香楽)
(県指定無形民俗文化財)