2022年06月22日新着情報

2件の歴史資料が築上町文化財に指定されました。

小原墜落紫電改プロペラ

指定日:令和437

所有者:小原自治会

内 容:昭和20年(1945)88日、米軍戦闘機P51との空中戦で築上町小原の山中に墜落した、日本海軍戦闘機「紫電改」のプロペラ。4枚羽根の内の1枚で、全長160㎝、最大幅27㎝のジュラルミン製で重さ40㎏。羽根の中央部に弾丸の貫通痕が残る。軸部の断面には住友金属の社章の井桁紋や海軍空技廠と思われる桜紋が刻印される。またこの時の空中戦のガンカメラ映像記録がアメリカ国立公文書館に保管されている。詳しくはこちら。紫電改プロペラ|戦争遺産|ふるさとの記憶|築上町歴史散歩ホームページ (chikujo-rekishi.jp)

旧椎田尋常高等小学校奉安庫

指定日:令和437

所有者:椎田小学校

内 容:戦前、天皇皇后の御真影と教育勅語謄本が納められた奉安庫(または奉安殿)はすべての学校に設置され、職員生徒すべてが最敬礼し、軍国主義と戦時教育の象徴であった。戦後GHQの指令により石造の奉安殿とともに撤去、移設されたが、現存する耐火金庫型の奉安庫は極めて少ない。高さ108㎝、幅108㎝、奥行51㎝の鋼鉄製で黒漆を塗り鳳凰の蒔絵が施される。三重の扉で内扉と内箱は総桐板張り。昭和7年(1932)の学校の講堂建設に伴い、昭和3年に奉安庫が学校に寄贈された。

 



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